句会を楽しむ
句会を楽しむ・第3回(2014.11.12)
今日も1時間前に立川カルチャーに着きましたがもう5人の方がロビーにいて短冊を書いてらっしゃいました。
というより宿題を今やっているという状態みたいでした。
三々五々集まり始め3時ごろには杜子男先生もいらっしゃいました。
教室に入り前回と同じ手順で清記選句が済み披講です。
今回は10名54句です(私と杜子男先生は3句・8名の方は各6句)
選句は杜子男先生をのぞいて3句選。
今回杜子男先生は7句選でした。
さて今日の結果です。
名ばかりの富士見坂在り今朝の冬
なばかりのふじみざかありけさのふゆ
季語・今朝の冬(冬)
0点
杜子男先生講評
ちゃんとできているが・・・
中七が詠みつくされている。
おもしろくない。
短日の門灯既に点りけり
たんじつのもんとうすでにともりけり
季語・短日(冬)
0点
杜子男先生講評
杜子男選○ 冬の穏やかな感じがよくでている。
嬉しくて名乗りで声がうわずってしまいました。
講評後質問時間のとき隣の方がこの句について
「既に」なので「けり」ではなく「をり」のほうがよいのではないかと思いますが先生に聞いてみたらどうですか。
とアドバイスをうけ杜子男先生に質問したところ
「をり」にすると句が柔らかくなるがご自分で「けり」にするか「をり」にするか考えてみてくださいといわれました。
ここが難しいところです。さてどうしましょう。
鍋焼の年季入りたる土鍋かな
なべやきのねんきいりたるどなべかな
季語・鍋焼(冬)
0点
杜子男先生講評
ちゃんとできているが・・・
あったかさがでていない。
おもしろくない。
講評のとき杜子男先生は鷹の同人であろう方や有名俳人の良い句をすらすら詠んでくださいます。
聞きながら皆さんノートに書いていらっしゃいますが私は書きうつせませんでした。
今回の杜子男先生の総評は
「焦点が決まらない句が多い」
「読者まで言葉が届かない」
そして
「一番言いたいことを言わない」
「読者に任せる」
しかし
「読者がわかってくれないだろうからつい言い過ぎてしまう」という意見が出て皆で納得の笑いがでました。
今日も無駄の無い充実した時間を過ごしました。