e船団週刊今週の十句


2013年11月6日  芳野ヒロユキ ドクター 【十選句】


コスモスの下にマンモスモスチキン
こすもすのしたにまんもすもすちきん
季語・コスモス(秋)


「に」で視覚になってしまっている。
「で」を使ってもっと俗にしてあるともっと好きです。

と診断していただきました。



e船団の代表坪内稔典氏を知ったのは勿論俳句を始めてからです。
とにかく面白いと思いました。
「三月の甘納豆のうふふふふ」
「がんばるわなんて言うなよ草の花」
小錦のだぶだぶと行く残暑かな」
等等いいな〜と思いました。
感化されて2012年3月に「雛あられ甘納豆のくくくのく」を教室に貼ったところ先生に「まねをしても誰もほめてくれませんよ」と言われてしまいました。
先生は坪内氏をあまり好きではないようでした。


e船団のHPの「ねんてんの今日の一句」で坪内稔典氏のコメントに甚く感動したことがあります。
2013年9月8日のコメントです。
「俳句は大胆で自在、なんでもしてよい詩である。写生でなければいけないとか、伝統が大事だとかいう人がよくあるが、そんな人の俳句はたいてい古くさくてカビが生えかかっている。」
「今の言葉で今の発想をする、それが俳句の基本ではないだろうか。むちゃくちゃだ、と見えてもいい。ともかく大胆に自在に作りたい。」


このような考えのe船団に投句することは凄く楽しいです。
でも俳句をここから始めていたらと考えると私はちょっと恐ろしい気がします。
鴻風俳句教室で伝統俳句を学んだからこそ大胆で自由な発想の俳句を楽しめるような気がするのです。


e船団の今週の十句に入るのは私にとって一つの目標です。
でもなかなか難しいと感じています。
2013年の春ごろから毎週1句投句していますが常連さんの壁は厚いです。
8月にやっと初めて十選句に選ばれました。今回は2回めです。
でもまだまだ挑戦は続きます。