句会を楽しむ


句会を楽しむ・第4回(2014.11.26)


参加者 12名 66句 3句選 今回の杜子男先生は15句選


今日は全員参加の句会でした。
私が初めて参加したときのメンバーです。


では私の句 
1点も入りませんでした。


不器用な男逝きしや虎落笛 
ぶきようなおとこゆきしやもがりぶえ 
季語・虎落笛(冬)


杜子男先生講評
健さんのことでしょうね
「男逝きしや」より「男なりしや」がいい。
季語もこれでは泣かせすぎ。



パーマ屋の鏡に映る室の花 
ぱーまやのかがみにうつるむろのはな 
季語。室の花(冬)


杜子男先生講評
ちゃんとできているが・・・
句が軽い。


駅中のダンススタジオ空也の忌 
えきなかのだんすすたじおくうやのき 
季語・空也の忌(冬)


杜子男先生講評
なんでこの季語にしたのか驚きです。


質問時間に
空也踊念仏のイメージでダンスをもってきたのですが」と説明。
「はなれすぎです」と一喝。


「駅中のダンススタジオ」ありそうですよね。
「ダンスは社交ダンスかな」とか
ホォローをしてくださるかたがいてちょこっと盛り上がりました。


またそばにいた年配の方に
「忌日の句はよっぽど思い入れがなければつくってはだめと言われてきたので詠んだことがありません」
「若い方はいいですね」と言われてしまいました。
私は「怖い物知らずで・・・」と答えました。
その方はとても感じが良く親切で「若い方は頑張ってください」と励ましてくださいました。


忌日の句はインターネットの俳句教室の先生も同じようなことをおっしゃっていました。


でも思い入れがなくても今回のように面白さで詠んでしまうことが今までに何度かありました。
結果はどうだったか忘れましたがということはよくなかったということかも。


今回杜子男先生がわからないと言った言葉が2つありました。

1、霰釜(あられがま)=霰星を外面に細かく鋳出した茶の湯の釜

勿論私は読みも意味も解らず選句途中に隣の方に聞きました。
隣の方はよく知っていて説明してくれました。

2.追っ付け雨(おっつけあめ)=直に止む雨

読めたので気にしなかったのですが言われてみたら私も意味がわかりませんでした。


そのほか私が読めなかった漢字
背=せびら
出面帳=でずらちょう
下枝=しずえ
上階=じょうかい


今回杜子男先生は特に女性の方の身近なものを詠む「台所俳句」から飛び出して面白い句を期待します。とおっしゃっていました。
年配の方がこの年になるとあまり外にもでられなくなりつい身近なものに目がいってしまうとおっしゃっていたのが身につまされるようでちょっと悲しくなってしまいました。


句会が始まる前に杜子男先生から次回の鷹誌の巻頭俳句にここのメンバーの方が選ばれたとの報告がありました。
と言うことはここの句会のレベルの高さを物語っているのでしょうか
この中に私がいていいのでしょうか?自問自答です。