e船団週刊今週の十句


2014年9月24日  須山つとむ ドクター 【十選句】


泡風呂に浸る二百十日かな
あわぶろにひたるにひゃくとうかかな
季語・二百十日(秋)


講評

厄日の二百十日も難なく過ぎようとする一刻。
プラズマ湯ではない。
お馴染みの泡風呂に、安堵と喜びにゆったり浸るオトコの姿。
さりげない措辞『浸る』のもつ現実味を評価した。



e船団クリニックの常連さんの壁は厚くしばらく低迷しておりましたがやっと3ヶ月ぶりの十選句でした。
嬉しいです!
また選者も何人かが変わって私の好きな突拍子のない楽しい句が少なくなったような気がします。



先日フロリダに行った時娘が泡風呂専用のバブルバス(bubble bath)セットの頂き物をしました。
娘は使わないからと私にくれました。
日本に持って帰り使ってみました。
色々な香がありますがアメリカの柔軟剤のような強い香ではなくほんのりしたフルーツの香です。
きめの細かいあわが湯船を満たしてまるでプリティーウーマンの気分でお風呂に浸かりました。


この泡風呂が今回の句のヒントになりました。


最後の1本