俳句ポスト365


2014年6月20日 兼題・蛍(夏)入選句 地(7句)


象の見る夢にもきつと蛍飛ぶ 
ぞうのみるゆめにもきっとほたるとぶ



photo by AKIRA in Chobe National Park (Botswana)



4回目の「地」最高に嬉しいです。


組長のコメント付きです。


こちらはまさにファンタジー
あの大きな「象」はきっと「夢」を見るに違いない。
そして「象の見る夢」の中にも、今夜の見事な「蛍」の残像が飛び交うに違いない。
この発想の根底には、今宵の「蛍」に感動した作者の思いがたゆたっています。


ありがとうございます。




今までに象をイメージして詠んだ句こんなにありました。


春泥の半分乾く象の足

陽炎ひて一頭となる象の群れ

蘆の角子象の臍を撫でにけり

象の鼻器用に練馬大根引く

象に乗り象の耳より秋の風